和遥キナ/キリトリエ

Interview

痛印堂は2014年以来、キリトリエは2018年以来のコラボレーションとなりましたが、今回のオファーがあった時のご感想をお聞かせください。: 最初は2014年ですか！それはもはや10年前といっても過言ではないですね。このように年月に関わらず、ご依頼をいただけるのは嬉しいっていうか…。これってつまりは私が10年間イラストレーターをやっていなかったらお声がけいただく可能性が潰えていたということですよね。
そう考えると大変考え深いです。気が早いですが、また10年後にもコラボができたらいいなと思いました。

和をテーマとしたイラスト３種ですが、それぞれどんなイメージで描かれたのでしょうか？: クライアントさん、そしてユーザーさんからも、和遥キナは和がモチーフとして好きなイラストレーターだと思われている気がします。実は描いている本人はいうほど和については意識していないんです。日本のありふれた風景を描いていたら結果的に和のニュアンスが強くでてしまうんです。今回のイラストも日本で育った誰もが感じる「あの頃のあの感じ。」を意識して描いた絵です。もう戻れないし、なんなら存在しない過去だったりもしますが、それでもどこか懐かしくて帰りたくて、どうしようもなく愛おしい日本の郷愁のイメージなのです。

痛印、キリトリエ、それぞれ完成品を見てのご感想をお聞かせください。: 痛印はいうまでもなく、さすがのクオリティでした。特に今回は印鑑ケースがいいですね。思い出の品になりそうな、特別なパッケージです。和と印鑑のイメージが見事に合致しています。キリトリエは、以前商品化していただいたときよりもずっとクオリティがあがってました！間違いなく私の絵なんですが、私だけの絵ではないって感じです。江戸時代の浮世絵も、絵師、彫師と摺師で分かれていましたが、そういうコラボレーションを感じます。私はもちろん絵師担当ですね！

最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。: 長くこうして活動を続けてこられたのは、支えてくださったファンのおかげです。私自身、口には出していませんでしたが、絵描きを続けるのが苦しい時期がありました。そんな中でコロナ禍を迎え、見えないトンネルの中であがき続けて、ようやく闇を振り払えたとき、かつてのファンがまた迎え入れてくださったのです。これは本当に感動しました。正直自分で自分自身が停滞したり後退していた時期があると一番わかってます。それでも、いつかまた和遥キナがカムバックしてくれると信じてくれていたファンの皆様にはありがとうと言いたいです。ありがとう！

product details

真夏の夜の、甘酸っぱい想い出

君と花火大会

夏の夜、花火デートのワンシーン。一緒にいる時間が一瞬にも永遠にも感じたあの頃。華やかで夏らしい雰囲気を演出された和遥キナ先生のイラストを贅沢に使用した印鑑ケースと捺印マット。仕上がりも上品な色遣いとなりました。

この時間がずっと続けばいいのに

金魚すくい

夏祭りデートは、どうして特別な感じがするのでしょう。この「金魚すくい」は、和の風情と可愛らしさを兼ね備えており、見る人の心をぐっと引きつけます。金魚すくいという伝統的な遊びをモチーフに、夏の楽しさとノスタルジックな雰囲気を味わうことができるでしょう。

また新しい1年を君と一緒に

新年の巫女

冬の幻想的な風景を思わせるワンシーン。今にも雪が降りだしそうな景色は、静寂で穏やかな雰囲気を醸し出しています。その中で巫女が凛とした表情を浮かべている姿に、力強さと優雅さを感じることができます。巫女の姿を通じて日本の伝統と魅力が表され、インテリアやコレクションとしても素晴らしいアイテムとなりました。